擲弾筒


日本滞在中に購入した本(コミック本ですが)で’しんざとけんしん’という戦後世代の沖縄人が完成させた『シュガーローフの戦い』上中 下三冊の沖縄戦記録漫画、を読み終えた。かなり史実に忠実に書かれている(ように思う)し、アメリカ海兵隊側からの描写も豊富。沖縄で生まれ育った人でないと描けないような描写が沢山。東宝映画で『沖縄決戦』という作品があるが、それに重なるストーリーも幾つか出てくる。東宝映画独特のお綺麗なシーンとかの連続ではなくて、戦場の生々しい現実を容赦なく描写している。ことごとく感情移入した登場人物が死ぬ。戦後まで生き抜いた人たちの描写が出てくるとホッとする。敵味方とも多数の人が死に戦後もPTSDに悩まされた兵士がほとんどだった残酷な地上戦だった。こんなことを経験しているんだから、今の沖縄の本土から距離を置きたい住民感情も納得出来る。

最近小説を読むのが遅くなって、漫画で知識を広める方が楽になってきた。こういったコミックが売り出されると非常に助かる。多分、年齢的に読書する気力が衰えているのだと思う。

この作品の中に「擲弾筒」という兵器が登場する。日本陸軍の携帯兵器で、手榴弾を迫撃砲のような筒に入れて発射する簡易なもの。これが沖縄戦ではアメリカ兵を悩ませたらしい。結構命中率も高くて地上戦では効力を発揮したらしい。

この擲弾筒を去年私はウェストポイントの博物館で偶然見ていた。英語の説明書には膝に乗せて発射する携帯迫撃砲となっておりましたが、実際には地面にしっかり固定して反動を抑えたらしいです。当然そのほうが命中率も上がります。

なぜウェストポイントにあったのか、経路は書いてありませんでしたが、おそらく沖縄戦で鹵獲された一つではないかと想像。手榴弾も一緒に置いてありました。

手榴弾の左の筒は、小銃の先につけて発射する装備です。

昔通りのクラシックな手榴弾は下の写真の通り。ドイツからでも技術輸入したものでしょうか。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください