デイトン・エアショー2018(MD-10-30F)


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エアショー会場に付いていち早く目を引きつけたのは、民間機仕様の「MD10」、聞いたこともない「Orbis」というロゴ、沢山の電源車やらコンプレッサー車やらが付属してホースとか蛇腹が繋がれております

これらの機器は全部この機体の中に収納されていて、着陸した場所で全部自前でエネルギーを供給できるようにしているという話でした

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機体に書かれたBOEING MD-10-30Fからもわかる通り、旧マクドネル・ダグラスのMD-10型機で貨物機であります、機体には「FLYING EYE HOSPITAL」、目の病院機であります

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盛んに付属機材などの積み下ろしなどが早朝から行われておりました

貨物機だからなあ、積むところはいっぱいあるわ、などど思いながらも「なぜ、目の病院機?」という疑問は残ったので、制服らしいポロシャツを着た人に色々聞いて見ました

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その人はたまたまパイロットでした、彼はボランティアで操縦を引き受けている航空会社の退職者でしたth_18julIMG_3720

この飛行機はもともとFedExで使われていた貨物機で、同社がOrbisの活動に賛同して寄付してくれた機体だそうです、フェデックスの好意なしには成立しなかったかもしれ無い「目の病院」機

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まずはコックピットから、これは普通のMD-10と変わらず

機体の前方エリアは職員やボランティアや患者が着席できる客席仕様、貨物機の時よりも座れる席数は格段に多くなっていると思います

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機体中央から後部がすべて、眼科の検査室と治療室、そして養生する部屋になっております

なぜ「たかが目の治療にこんな飛行機が要るのか」という私の初歩的な疑問に何人かの係りの人が答えてくれました、恥ずかしながら私は「たかが目の治療に、なんて大げさな」と思っていたのであります

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この飛行機は主に第三世界の国々に飛んで行きます、大抵はアフリカやアジアや南米

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そういった後進国では目の病気を患ったら先進国に住む我々には想像も出来ない苦難が待ち構えております、甚だしきは命に関わる危険が非常に高い、目が見えないということはそういった国では即生命に関わる問題なのだ、ということです、そういった地域では外科・内科の医師は居るかもしれないが、眼科の医師は極端に少ないということです、ですから「目が見えなくなる」ということは『お前死ね』と言うことと同義語なんですね、そんなこと思いもしなかった事、目からウロコです

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写真に写っているおばさんもボランティアの看護婦さん、検査や治療は機体が地上に降りて動いていない時しか出来ません、しかも電力事情とか水とかの供給もままならない場所が多いので、全部自前で解決できるように色んな機材を積んでいるわけです、フェデックスがこの貨物機を提供したのもなるほどと頷ける成り行きでしょう

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ORBISという非営利団体は全て献金で事業が賄われております、個人献金であったり企業献金であったりします、機内で中国語の献金を示唆するパネルを見たときには、正直驚きました

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「目」という器官が生活にとってどれほど重要か、ということは健常者にはいまひとつ理解しにくい部分がありますが、怪我や病気とまったく同列の重要疾患なんだとハタと気がつかされた次第です、考えようによっては一番大切かも、世の中にはすごいことを発想して、しかもやってのける人々が居るんだなあ

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この飛行機は、今も世界のどこかで眼科治療を施しているのです、エアショーを見に来てこういった活動を知る、、感動しました

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