特殊攻撃機「晴嵐」


実はスミソニアンに行った後、翌日の米海軍のNAS「オシアナ(Oceana)」エアショーを見にバージニアビーチへ行ったので、その時の写真を早くアップしたいのでありますが、ウードバー・ハージにはまだまだ御紹介しなければいけない日本機があります、今日詳細掲載する「晴嵐」もそのひとつ

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「晴嵐」(せいらん)は愛知航空機が作った伊号400潜水艦シリーズ用の秘密兵器でありました、正式型式は「M6A1」

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格好いいですねえ、同機は潜水艦発射の急降下攻撃機であります、これでパナマ運河を爆撃してアメリカ東海岸の造船所から出て来る艦艇の通過を阻止しようとした、伊号400潜一隻につき3機搭載したといいますから本格的です、残念ながら伊号400潜シリーズも晴嵐も開発に手間取って、完成したころにはパナマ運河を破壊しても戦局に大した影響無い戦争末期でありました、そこで攻撃目標をウルシー環礁の泊地攻撃に変更して出撃したところで終戦、3機の飛行機はカタパルトからエンジン始動後無人のまま射出されて太平洋へ投機されたとのことです、スミソニアンに現存する「晴嵐」は戦後愛知の工廠にあったものをアメリカ軍が持ち帰った機体です

詳細写真👇

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潜水艦からの発射は大きなカタパルトによる射出でありました、他の飛行機には見られない頑丈なヒンジ👇が胴体下の重心位置近くに装備されております

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フロートも特殊で、いざとなればフロートを支柱もろとも切り離して身軽になることも可能でした

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克明に記入された日本語の注意書き

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どんな人がこれを監修したのかな?とかねがね疑問に思っておりました、今回学芸員の方に聞いてみて疑問氷解『晴嵐の修復には日本から戦争当時に整備をやられていた方がスミソニアンに来て、一緒にレストア作業をしてくれたんですよ』というお話でした、凄いですね

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そして、さらに驚いたのは(これは帰宅後の調査結果)、「晴嵐」のレストアのスポンサーは「タミヤ」だったのでした、田宮俊作氏ひきいるあのプラモデルの「タミヤ」が協力したというのです、海外の博物館で得られた豊富な資料を元に精密金型を作って数々の傑作模型を排出してきた「タミヤ」ならではの逸話ではありませんか、日本から技師を派遣出来たのもそのせいかもしれませんね、おかげさまでスミソニアンがグッと身近に感じられる様になりました

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