散歩


健康維持(本音は体重減量)のために散歩をするようにしている。去年は調子にのって毎日1時間くらい速足で歩いたりしたら、昔傷めたアキレス腱の痛みが再発して一時は家のなかでも歩くのが難しい状態になった。減りかけた体重が運動を休止していた1カ月で元に戻るどころか、前よりも太ってしまったのには参った。息子たちに『徐々に距離を増やしていかないとダメだよ』と当たり前のことを言われた。ようは、63歳過ぎの自分の体は「労わりながら運動をする」という老体の領域に足を踏み入れているんだ、と気が付いた次第。以来、ぼちぼち歩くことにした。

我が家から数分歩いた処に大きな墓苑がある、

敷地が三角形の墓苑で、舗装された周囲の道を歩くと一周が1.5キロ程度。名称は「Valleau Cemetery」という。名前の由来とか、開苑時期など詳しいことはまだ知らない。すぐ横に「Old Paramus Charch」という古い教会がある。この教会、なんとワシントン将軍の活躍した独立戦争の時に野戦病院になったという歴史がある。↓写真で遠くに見える尖塔がそれ

我が家から出発して墓苑を一周して帰るとだいたい家からの往復時間を入れて30分くらい歩くことになる。2周したら40~45分。3周で1時間。というところ。

もうアキレス腱の痛みにはこりたからほどほどに1周か2周で終わりにしている。

いまは空気が澄んでいて気持ちがいい。青空を仰ぐといつも飛行機雲が何本も横切っている。ここはニューヨークだもんなあ、上空も忙しいのだ。などど考えながらiPodで交響曲を聞きながら歩く。だいたい2周したら長めの交響曲が一曲楽しめる。今日はマーラーの交響曲第一番「巨人」を聴いた。ブルーノ・ワルターがニューヨーク・フィルを指揮したもの。私の一番好きな演奏は同じワルター指揮のコロンビア交響楽団の演奏でありますが、やはり違いは歴然でした。絶対にコロンビア響との録音がいい。録音時期は1961年。ワルターがすでに84歳の時のものです。で、このコロンビア響というのは実際には存在しない楽団。この時はワルターのステレオ録音のためにCBSレコードが編成しました。録音のための寄せ集め楽団なのです。ハリウッドの映画音楽では普通に行われている手法で、MGM Studio Orchestraなどが有名です。すでにビバリーヒルズで引退生活をしていた大御所ワルターを最新鋭のStereo LP録音に引っ張り出すためにCBS Recordが作ったのです。映画産業絶頂期のハリウッドだったから優秀な演奏家がロサンゼルスに沢山集まっていたことも幸いしたのかも。大編成の交響楽団ではないので「巨人」の演奏には向いてないはずなのですが、この録音だけは例外。何故かすごいのです。他のどの指揮者、どの交響楽団の演奏にも無い、ワルターだけのマーラーの世界がそこに有るのであります。ワルターはマーラーの弟子であり親友でもありましたから師匠の持っていた音楽性を彼なりに昇華して指揮した結果ではないでしょうか。この録音の翌年の1962年に彼は他界しております。愛聴盤。

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