「回天」模型


リンドバーク製1/72スケールの「イ53潜」を作りにかかっている。まずはその重要登場人物である「回天」から作り始めた。我が家の近くの町にある「回天」実物は終戦後に米軍が日本から持ち帰った幾つかの「回天」のひとつ。それは「二型」であることが説明板に明記してある。形状と推薬の燃料がヒドラジンとされていることからも二型にまちがいないものと思う。さて、リンドバークの「回天」は正確には何型かよくわからない。パッケージの箱には「Type 1」と記されているがこれは怪しい。「一型」の詳細資料と比べるまでもなく、形状は二型以後のもの。限りなく「二型」に近い。このまま「イ53潜」に載せると事実と異なる組み合わせになってしまう。実戦に使われたのは「一型」しかなかったはずだから。これは困った。解決策はファインモールド社の同縮尺の「回天一型」を作って乗っけるしかない。でもアメリカでは売ってないし、第一値段が高い。一個や二個じゃないからなあ。少なくとも5隻は必要。(資料によると「イ53潜」は「回天」を6隻搭載して出撃している、回天パイロットの氏名も六名で間違いがない、四名出撃の上戦死、二名は事故により艇内で意識不明により出撃出来ず生還、ところがこの組み立て図面では5隻しか載せないようになってる)
いろいろ悩んだ挙句、せっかくリンドバークのキットに入っているんだし、二型とはいえども「回天」には違いがないから、そのまま作ってみることにした。殆ど手を加えないで作ってみたのがこの写真。キットの潜望鏡(海軍では特眼鏡と呼んでいたらしい)だけはさすがに形状に納得出来なかったので自作した。尾ひれの水平部分についている昇降舵の形状も違うみたい。その他、いろいろ不満が出てきたのであるが、もともとリンドバークという会社は大きいキットをつくるけども模型自体の正確さにはいま一つ欠けるところのあるメーカーなので「ああ、やっぱり、こんなもんかな」なんて呟きながら制作を進めている。「イ53潜」本体の司令塔の造作などをみても結構「アバウト」な作りだもの。レベル社の1/72スケール「GATO Class」潜水艦のキットに比較したら雲泥の差。さすがにレベルのは水準が高い。(すでに購入済みで、こちらは「イ53潜」の完成後に制作にかかる予定)
文句と諦めはあってもリンドバーク社が我が帝国海軍の潜水艦の大型模型化をやってくれたことに感謝をする気持ちは変わらない。これだけのキットを提供してくれる意気は非常にうれしい。今後日本ではこのキットを購入する人たちが増えてくるに従って、みなさんの考証がすすむにつれて評価がどんどん下がるものと思う。私も、これでええんかいな、と思う部分が多々ある。だけども、こんな大物を世に出す気概のある会社が日本にあるか?無いですね。やっぱり、ここまで纏めただけでも善しとしたいです。
出来ればこれを契機に田宮さんあたりが奮起して「イ400潜」型あたりの1/72スケールを出して頂ければ最高ですね。涙がでるほど素晴らしい出来のキットが出てくるでしょうね。値段も涙が出るくらい高価なキットになるし、1.5メーターの模型を収納できる家屋もそう多くないから現実味はないだろうけど。
 
潜水艦本体の作成はプロペラー軸とRC装置の品定め段階にてまだまだ先のことになりそう。これから冬になるし、外出も減るから少しは作業がはかどるかな。
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